大阪駅周辺は、京都や神戸などの関西一帯、関西国際空港や大阪国際空港へのアクセスに至便で、国内だけでなく世界と結びつく地域として大きな役割を果たしています。西日本を代表するターミナルとして7路線が乗り入れ、1日の平均乗降者数、約250万人に利用されています。
また、多彩な商業・宿泊施設を有する一大商業地でもあります。「うめきた」は、梅田貨物駅跡を中心とする約24haの「大阪駅北地区」の新名称で、かつて「梅田北ヤード」と呼ばれていた地区です。産官学が連携した「うめきた」の都市再開発プロジェクトが進み、このうちの東側約7haが「グランフロント大阪」にあたります。
「グランフロント大阪(うめきた先行開発区域プロジェクト)」は、共同事業者として12社が参画する国内有数のビッグプロジェクトです。
平成25年(2013)4月26日にうめきたに誕生し、大きな話題を呼び、当初より予想以上の集客がありました。豊かな未来を切り拓くために提案されたのは、世界中から人材や情報が集まり、“知の循環”を通して新たなビジネスやライフスタイルを創出する『創造の宮』です。そこには、時代の変化や人々の夢を敏感に感知し、柔軟に変化しながら発展し続けていく“まち”でありたいという願いがこめられています。
「ナレッジキャピタル」には、研究者、クリエイター、事業者などナレッジワーカーのワークスペースに教育機能を併設した「ナレッジオフィススペース」、さまざまなジャンルのテクノロジーやアート、エンターテインメントのコラボレーション活動の舞台となる「ナレッジプラザ」、先端技術と感性の融合から生まれた新しいライフスタイルを展示する「フューチャーライフショールーム」などの機能が集まっています。多様な分野の人材や技術・情報が集まり、交流し、融合することによって、新しい知的財産やプロジェクトが生み出される場を目指しています。各種プロジェクトのコーディネートや交流促進に取り組む運営組織の設立や長期的なビジョンに立った運営システムをつくることで、開発区域全体のエリアマネジメントを推進しています。
<50年、100年先も輝ける“まち”を目指して>
3つのブロックで構成される“まち”には、関西随一の規模を誇る高規格オフィス、上質なライフスタイルを提案する商業施設、エリアのホスピタリティを高める国際水準のホテル・サービスレジデンス、新たな都心居住スタイルを提供する分譲住宅など、多様な都市機能を集積しています。